日本語の動詞の活用表
種類 | 行 | 語例 | 語幹 | 未然形(ない・う) | 連用形(ます・た) | 終止形(。) | 連体形(こと) | 仮定形(ば) | 命令形(!) |
五段活用 | カ行 | 行く | い |
か こ |
き っ |
く | く | け | け |
上一段活用 | カ行 | 起きる | お | き | き | きる | きる | きれ |
きろ きよ |
下一段活用 | カ行 | 受ける | う | け | け | ける | ける | けれ |
けろ けよ |
カ行変格活用 | カ行 | 来る | 〇 | こ | き | くる | くる | くれ | こい |
サ行変格活用 | サ行 | する | 〇 |
さ せ し |
し | する | する | すれ |
しろ せよ |
日本語の形容詞の活用表
語例 | 語幹 | 未然形(う) | 連用形(た・ない) | 終止形(。) | 連体形(こと) | 仮定形(ば) | 命令形(!) |
早い | はや | かろ |
かっ く |
い | い | けれ | 〇 |
美しい | うつくし | かろ |
かっ く |
い | い | けれ | 〇 |
日本語の形容動詞の活用表
語例 | 語幹 | 未然形(う) | 連用形(た・ない) | 終止形(。) | 連体形(こと) | 仮定形(ば) | 命令形(!) |
静かだ | しずか | だろ |
だっ で に |
だ | な | なら | 〇 |
静かです | しずか | でしょ | でし | です | です | 〇 | 〇 |
日本語の助動詞の活用表
種類 | 未然形(う) | 連用形(た) | 終止形(。) | 連体形(こと) | 仮定形(ば) | 命令形(!) | 接続 |
受身・尊敬・自発・可能 |
れ られ |
れ られ |
れる られる |
れる られる |
れれ られれ |
れろ・れよ られろ・られよ |
未然 |
使役 |
せ させ |
せ させ |
せる させる |
せる させる |
せれ させれ |
せろ・せよ させろ・させよ |
未然 |
希望 |
たかろ たがら |
たく・たかっ たがり・たがっ |
たい たがる |
たい たがる |
たけれ たがれ |
〇 〇 |
連用 |
断定 |
だろ でしょ |
だっ・で でし |
だ です |
な です |
なら 〇 |
〇 〇 |
連体 |
丁寧 | ませ・ましょ | まし | ます | ます | ますれ | ませ・まし | 連用 |
過去・完了・存続 | たろ | 〇 | た | た | たら | 〇 | 連用 |
打消 |
〇 なかろ |
ず なく・なかっ |
ぬ ない |
ぬ ない |
ね なけれ |
〇 〇 |
未然 |
打消意志・打消推量 | 〇 | 〇 | まい | まい | 〇 | 〇 | 終止 |
意志・推量・勧誘・推定 |
〇 〇 〇 |
〇 〇 らしく・らしかっ |
う よう らしい |
う よう らしい |
〇 〇 〇 |
〇 〇 〇 |
終止 |
推定・比喩 |
ようだろ ようでしょ |
ようだっ・ようで ようでし |
ようだ ようです |
ような ようです |
ようなら 〇 |
〇 〇 |
連体 |
様態 |
そうだろ そうでしょ |
そうだっ・そうで そうでし |
そうだ そうです |
そうな そうです |
そうなら 〇 |
〇 〇 |
連用 |
伝聞 |
〇 そうでしょ |
そうだっ・そうで そうでし |
そうだ そうです |
〇 そうです |
〇 〇 |
〇 〇 |
終止 |
群助動詞一覧
x0017. 動いていました
項目 内容
🪶 表記形 動いていました
🎓 統語構造(Sフォーマット) [動詞語幹] + て + [補助動詞「いる」] + [丁寧語「ます」] + [過去助動詞「た」]
🧠 基本意味 ある動作や状態が過去の時点で継続・進行していたことを表す。
🔍 ニュアンス 「動いていた」よりも丁寧で控えめな語調。丁寧な報告や説明によく用いられる。
💬 話者の態度 丁寧・報告的・やや控えめ。聞き手に配慮する姿勢を含む。
🧑🤝🧑 対人距離 フォーマル/敬語を必要とする場面で使用。職場・目上・取引先など。
🏫 使用場面 業務報告・丁寧な会話・ナレーション・インタビュー・ビジネス文書など。
📝 例文 午後2時の時点では、まだ機械が動いていました。
🌱 類似表現との違い 「動いていた」はカジュアル。「動いていました」は敬意と距離感を伴う。話し手の立場を一歩引いて伝える表現。
🧩 補足 丁寧さと過去進行(あるいは状態継続)という二重構造を含み、文末終助詞や語尾によるさらなる文法展開が可能(例:「動いていましたよ」「動いていましたっけ」など)
x0001. 動く
項目 内容
🪶 表記形 動く
🎓 統語構造(Sフォーマット) [動詞語幹] + [基本形・辞書形]
🧠 基本意味 主体が何らかの動作を行う。静止状態に対する変化・移動・作動を含む。
🔍 ニュアンス 中立的・事実記述的。機械・人・感情など多様な対象に使える。
💬 話者の態度 客観的・説明的。感情を排した冷静な観察を前提とする。
🧑🤝🧑 対人距離 ニュートラル。親疎関係にかかわらず使える。
🏫 使用場面 一般叙述・観察・命令・計画などの多様な文脈。
📝 例文 機械が動くと音がする。
🌱 類似表現との違い 「動きます」は丁寧、「動いている」は進行状態、「動いた」は過去形。
🧩 補足 辞書見出し語にあたり、文型展開の基盤となる語形。文法分析の起点。
x0002. 動かない
項目 内容
🪶 表記形 動かない
🎓 統語構造(Sフォーマット) [動詞語幹] + ない(否定形)
🧠 基本意味 主体が動作・変化を行わない、または不能である状態。
🔍 ニュアンス 否定的・不活発・意志の欠如または外的障害を示唆。
💬 話者の態度 否定・報告・批判・困惑など文脈により幅がある。
🧑🤝🧑 対人距離 中立~ややカジュアル。状況に応じて柔軟に使われる。
🏫 使用場面 機械の故障・人の行動・意志の否定など多様。
📝 例文 エレベーターが動かない。
🌱 類似表現との違い 「動けない」は能力的制限、「動かない」は状態や意志に関する否定。
🧩 補足 「動かないといけない」など複合助動詞への展開が多い。
x0333. 動かなければいけません
| 項目 | 内容 |
| 🪶 表記形 | 動かなければいけません |
| 🎓 統語構造 | [動詞未然形] + なければ + いけません |
| 🧠 基本意味 | 動くことが必要・義務であることを丁寧に述べる。 |
| 🔍 ニュアンス | 社会的ルールや状況に即した行動要請。 |
| 💬 話者の態度 | 丁寧・やや控えめだが断定的。 |
| 🧑🤝🧑 対人距離 | フォーマル/上司・顧客など丁寧さが求められる場面。 |
| 🏫 使用場面 | ビジネス説明、ガイドライン、業務連絡など。 |
| 📝 例文 | このボタンを押す前に、必ず電源を切らなければいけません。 |
| 🌱 類似表現との違い | 「ならない」より少し口語的で柔らかめの印象。 |
| 🧩 補足 | 終止形で断定的に終わっているため、命令よりは説明・要請に近い調子。 |