シュワーとは。

英語が苦手と言う人のうち
苦手の原因の正体が
発音記号 [ ə ]
にある人って
実は多いです。

[ ə ]
には
シュワー
という専門用語がついています。
専門用語がつくほど有名な現象である
ということなのですけど。

いいから
[ ə ]
はどういう発音なんですか
って聞きたいんですよね。
せっかちさんは
嫌われますよ。

つまり
長い話になるのです。
ですので
単純化したがる人には
そもそも向いていないんです。
でも
ここまで世の中が単純化したのに
これ以上
なにを単純化するのさ。
単純化されたこの世って
退屈じゃない?

あなたは
退屈な人ですね。
そのような退屈な人にこそ
勉強は向いています。
もともと勉強は
遊戯
でしたので。

[ ə ]


ということにしてみましょう。
仮に。
そう。
仮に
なんです。

仮に
なんてめんどくせえ。
[ ə ]


でいいじゃねえか。
ほんとうに
いいのですね。
じゃあ
こうなります。

ability [ ətiː ] イー
document [ kjənt ] キヤント
opinion [ ənjən ] ニヤンヌ

アビリティではなく
アビラティ。
ドキュメントではなく
ドキャマント。
オピニオンではなく
アピニアン。
まあ
実際は
呵名発音の方で
読んでいただきたいのですけども。

ここで
問題なのが。
実は
これで
通じるのです。
問題ないのです。

じゃあ
これでいいじゃねえか
ってことなのですけど。

実際のネイティブの発音を
聞いてみましょう。
こういうときは
世界最大のボランティア発音辞書
Forvo
が頼りになります。

ability
https://ja.forvo.com/word/ability/

document
https://ja.forvo.com/word/document/

opinion
https://ja.forvo.com/word/opinion/

どうですか?
この3つの単語の
本物の発音を聞いてみて。

アビラティというよりは
アビリティ。
ドキャマントというよりは
ドキュメント。
アピニアンというよりは
オピニオン。

ということは
ですよ。

[ ə ]
には
いろいろな読み方が
ありうる
ということに
なってくるわけです。。

ability [ ətiː ] イー
document [ kjənt ] キユント
opinion [ ənjən ] ニヨンヌ

[ ə ]

元の単語のローマ字読みで
よさそうなんですよね。。
よって
口の中の舌の位置を
表化すると
こうなります。。

すなわち
ストレス強勢アクセント符号の付かない
弱勢の曖昧母音
[ ə ]
に関して
このIPA発音記号だけだと
正確な音が特定できず
不明です。
ところが
呵名発音記号だと

というふうに
特定できるのです。。

よって
IPA発音記号
よりも
呵名発音記号
の方が
より正確。

あなたは
まだ
いいんですよ。。
この文章を
さらっと
読み飛ばすだけでいいのだから。。
わたしなんて
英語の単語を10万語
手入力で直す必要があったのですからね。。
そんなのプログラミングで一瞬だって
思うでしょう。。
どのプロも手が出せない難問だったんです。。
手で一個一個なおしたから
10年もかかった。。

最後に
重要なことを
補足します。
[ ə ]

元の単語の母音のローマ字読みであるのは
原則ですが
原則であって原則にすぎません。

前置詞
to
ではなく
[ ] トウ

人を表す名詞接尾辞
er
エ~アではなく
[ əɚ ] ア~ア

実際
そう発音しているんだからしょうがないじゃん。。
例外もあるんですよ。。
例外は大体メジャーですので中学英語レベルで出尽くしています。。
知らない単語が出てきたら
元の単語の母音のローマ字読み
で絶対大丈夫です
絶対だからね。。